届く
人生を変えるために
自分の内面を見ることにした
無いことにしようとした孤独を
いい人の面の皮の下にある
激しい競争心を
売り物にならなければ捨てられるという
底無しの恐怖を
内面なんか見て、
なんの意味もないと思いながら
誰か私を助けてくれと
静かに叫びながら
私の内面をみた
感情的な痛みはそのまま感じるように
努力をした
私の孤独で凍てついた世界に
愛がとどいた
その愛は
無数の花の励ましと
無数の「見る」ということだった
今までの苦しみは
愛を信じるための舞台装置だった
愛は、届くんだ
眼差しは、思いは、たとえ微細でも
必ず届く
いつか、必ず。